ロードバイクの中華製アルミホイールはそこそこ使える

2021年5月10日中華グッズ,ロードバイク

ロードバイクの700Cアルミ中華ホイールを買ってみた

中華B級グッズ好きの虫が疼いて、中華製のアルミロードホイールを買ってみました。 RUJIXU という日本ではあまり聞かないメーカ製ですがハブはシールドベアリングで前後で 1,530g とそれなりに軽量です。ロングライドには履きなれたシマノのホイールが楽ですが、ストップ&ゴーの多い街乗りではこの中華ホイールで十分楽しめます。

ロードバイク2号機の ORBEA AQUA を再生したのですが、元のホイールはシマノの WH-R500 でした。リムもかなり傷がついていてハブは玉押しに齧りがあり回転も悪いです。一通り修理してグリスアップしたのでそれなりに乗れない事はないのですが、さすがに乗っていて面白味がないのでホイールを変える事にしました。

で、普通にシマノのホイール買おうかな~と思いながら Aliexpress を見てると、おやおや前後ペアでの重量が 1,530g のアルミホイールが日本までの送料込みで 12,839円で売ってます。暫く眺めているうちに、中華製B級ガジェット好きの虫が目を覚ましてしまったのか、右手がポチッとやらかしてました。

スペック的にはそれなりに良さげです

フロント690g リア840g でシールドベアリングのハブにスポークはフロント20本リア24本です。リムの高さは普通だしスポークも扁平では無いのですが、グータラ親爺の脚では頑張っても 35Km/hr までしか出せないので、40Km/hr を超えてから後利益のあるエアロ仕様は有っても猫に小判なので必要ありません。そう考えると、スペック的には十分で、あとは実際の質がどの程度かというところです。

シールドベアリングなのでメンテナンスは諦めましょう

ハブのベアリングはフロント2個/リア4個のシールドベアリングです。カップ&コーンのように玉当たりの調整が不要ですが、逆にベアリングのグリスアップやベアリングボールの交換などのメンテナンスは基本的にはできないので、ベアリングの寿命イコールホイールの寿命となりそうです。まあ、無理やりベアリングを抜いて交換すればメンテもできなくは無さそうですが、その時にはホイールごと買い換えるので良さそうです。

届いた現物は振れもなくハブの回転も良さげ

中国からの送料込みで 1.3万だとホイール代金は 9000円程度でしょうから、正直なところ品質はそれほど期待してませんでした。たぶん振れも残ってるだろうから、物が届いたらまずは振れ取りからだな~と思っていたのです。購入して手続きをしてから2週間ほどで現物が届いたので早速開墾して現物を確認してみました。梱包はしっかりとした専用段ボールを使っていてホイールに傷もありません、ここまではなかなか好印象です。

振れ取りを覚悟していたのですが、前後ホイールともに縦振れも横振れも 0.3mm 以下でした。レースに使うのならばしっかりと振れ取りしたほうが良いのでしょうが、グータラ親爺はレースはしなくてサイクリングがメインなので、0.3mm 以下なら振れは殆ど気になりません。ハブの回転も滑らかで、なかなか良さげです。結構評価が上がってきました。

フリーボディーのラチェット音は煩いのでグリス入れて静穏化

フリーボディーのラチェット音は、元のままだとかなり大きなチャリチャリ音を出します。グータラ親爺は、あまり煩いラチェト音は好みではないので、ここは減点です。でもまあ、単に音が煩いといだけなので、フリーボディーを外してラチェット部にグリスを入れて、音の大きさを半分程度まで静穏化しておきました。

ちなみに、ラチェット部には殆どグリスが入ってませんでした、わざと大きなラチェット音を出しているようです。このあたりは各自の好みですね。

走ってみた感触は及第点で普段乗りには十分

これまで初号機に使っていたシマノの WH-RS20 と比べるために、初号機 ANCHOR RNC7 に中華ホイールを付けて 200Km 程走ってみました。前後合わせた重量が 1,848g の WH-RS20 と比べると、ホイール重量が300g程軽くなってるので漕ぎ出しの軽さは十分に体感できます。転がりも悪くはないので30Km/hr 程度で巡行する分には、WH-RS20 と変わりません。

ただ、ホイールが300g 軽い分、丁寧にクランクを回していないとすぐに速度が上下する感じがあります。一定速度で巡行する場面で、WH-RS20 だと少々ラフにクランクを回していてもホイールの重さである程度は同じ速度を維持できてたのが、この中華ホイールだとちょっと気を抜いてクランク回す力が落ちるとスッ~という感じで速度も下がります。まあ、300g 分のフライホイール効果が無くなっているので当然なのですが、なんかホイールから「オラオラ、しっかり漕がんかい」と言われているようで、なんか優しさが足りません

そんな感じなので、ストップ&ゴーの多い街乗りには漕ぎ出しが楽な中華ホイールが良くて、定速での巡行が多くなるサイクリングでは WH-RS20 が良いかな、という感触でした。いずれにしても、この中華ホイールは値段以上に使えるなという感じです。なかなか面白い買い物ができたのですな。

耐久性は楽しみです

後は耐久性がどうなるかですが、1,000Km ほど走ったあとでどうなっているか、少し楽しみです。