充電式リチウムイオン電池 LIR2032で XOSS センサーが安定に動きました

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XOSSセンサーに充電式リチウムイオン電池 LIR2032を入れてみました

ベランダの3本ローラ錬環境で使っている XOSS のケイデンスとスピードセンサーですが、安定動作のために電池を充電式リチウムイオン電池の LIR2032 に替えました。

XOSSセンサーは時々動作が不安定

XOSS のセンサは安く手に入り、地磁気検出タイプなのでマグネットを取り付ける必要もなくて、使い易くていいのですが、時々不安定な動作をする事があります。ネットでもちらほら動作が不安定という書き込みを見かけるので、私の使っている個体だけの問題ではなさそうです。

何とかならないかな~と対策を考えていたのですが、電池を充電式リチウム電池の LIR2032 に交換する事で、安定して動作するようになりました。コイン電池の電圧 3V に対してリチウム電池は 3.7V なので、メーカ保証の対象外の使い方になりますが、XOSSセンサーも壊れれる事なく快適に使えています。

XOSSセンサーで動作が不安定ってどんな症状

XOSSセンタさーの動作が不安定というのはどんな症状かというと、10分から15分に1度の頻度で一瞬だけですが測定値ゼロになったり、異常に大きな測定値を送信してきたりするという症状です。
速度センサーモードだと、速度がゼロになったり時速1,400Km になったり、という症状です。
ちらの場合も、何もしなくても数秒後には普通の測定値に戻ってXOSSセンサーは何事もなかったように動作を続けてくれます。

少々動作が不安定でも実車の走行では気にならない

XOSSセンサーが不安定な動作をして、測定値がゼロになったり異常に大きな値になっても数秒で普通の測定値に戻るので、実車走行の時には大して気にはなりません。というか、ずっとサイコンを見てるわけでもないので、気付く事はめったにありません。走り終わった後でログを見た時に、何か変だな~と思うくらいです。

バーチャルライドではちょっと困った事が起きる

しかし、Tacx でバーチャルライドをしていると、一瞬測定値がゼロになって数秒で回復すると、その数秒で速度ゼロから30Km/Hr 程度まで加速した事になるので、画面に表示されている Power のグラフ表示がトンデモナイ値になってしまいます。普通は 200Wから300ワットあたりを表示してるのが、急に2,000Wとかの表示になります。

グータラ親父は速度とケイデンスのセンサだけで Tacx を使ってるので、速度が異常に大きくなるとその値から計算される Power の値も異常に大きくなるのです。まあ、それでもこのパターンでは単にグラフで時々極端な大きな値が表示されるだけなので、それほ気にする事もありません。

ところが、速度が一瞬でも異常に大きな値、例えば1,400Km/Hr などという値になると、せっかくの Tacx のバーチャルライドが一瞬でゴールまで到着してしまい終了してしまいます。こっちの症状は、せっかく気分よくバーチャルライドで景色を楽しんでいたのが、残念な気持ちで一杯になって、そこでローラ錬も終えてしまいます。

別にバーチャルライドの画面に関係なくローラ錬を続ければ良いのですが、バーチャルライドの終了でローラ錬のやる気も失せてしまうのです。。。

XOSSセンサーは電池の電圧が少し下がると不安定になる?

どんな時に XOSS のセンサーの動作が不安定になるかと考えてみると、XOSSセンサーの電池を交換して1~2週間の間は不安定な動作が起きる事は少ないです。電池を交換して2週間を過ぎると測定値がゼロになる症状が時々起き始めます。 そして電子交換から1カ月くらいを過ぎると、異常な値が送信される症状が出始めます。この状態で、XOSS のアプリでセンサーの電池の残量を見ても、まだまだ 100% で電池は減っていない表示です。

電池の残量表示では 100% ですが、電池交換から時間が経過して動作の不安定が起き始める事から推測すると、電池が少しだけ消耗して電池の電圧が少しだけ低下してきた状態で、XOSSセンサーが動作中に消費電力が多い処理をした時に、電圧がさらにちょっとだけ低下して、この時に動作がおかしくなっているのでしょう。

無線のサーチなど電力を必要とする処理が重なった時にごく短時間だけ電源低下が起きて、メモリ化けが起きているような感じです。

それなら電圧のちょい高めの電池を使えば解決するのでは?

微小な電圧低下が原因で動作の不安定が起きているのならば、電圧がちょい高めの電池を入れたら問題解決するんじゃん、と少し良からぬ事を考えました。

普通のコイン電池は CR2032 で二酸化マンガンリチウム電池なので公証電圧 3.0V ですが、同じサイズで充電式のリチウムイオン電池 LIR2032 というのがあります。コイツはリチウムイオンん電池なので公証電圧は 3.7Vですが、フル充電の時には 4.1V 程度の電圧になります。ちょっと電圧が高すぎるか。。

リチウムイオン電池を入れても XOSS センサは壊れないのか?

3Vの電池で動作する様に作られている XOSS センサーに最大4.1V になるリチウムイオン電池を入れて壊れないのか、という心配はありますが、まあ電子回路の絶対最大定格(これ以上だと壊れるよという定格)は公証電圧の1.5倍程度はあるでしょうから、ギリ大丈夫でしょう

ただ、LIR2032は公証容量が 45mAh と 200mAh 近くあるCR2032 の 1/5 程度なので、1回の充電で3~4カ月しか電池が持たないでしょう。でも、その間は安定して Tacx のバーチャルライドが使えるのなら、問題ありません。そもそも、充電式なので充電したらまた使えるし。

悩むより試してみよう

という事で、いつもの Aiexpress でリチウムイオン電池 LIR2032 と専用の充電器をポチリました。
LIR2032 5個で 387円、充電器が 641円です。 充電器は何やら怪しげですが、LIR2032の充電さえできれば良いので大丈夫でしょう。

 

届いた LIR2032電池を充電器でフル充電してXOSSセンサに取り付けてみましたが、問題なく動作しています。CR2032のコイン電池の時に起きていた不安定な動作も無くなって安定して動作しているので、リチウムイオン電池に交換したのは成功のようですね。

XOSSセンサの寿命に影響するかもしれないけど、動いてるから良し!

電圧がやや高めで、電子回路には高めの負荷が掛かっている事になるので、XOSSセンサーの寿命が普通よりも短くなるかもしれませんね。

でもそもそも、屋外で使うセンサー類は2~3年で交換が必要になるか、落として無くなる(グータラ親父の場合はこっちの可能性が高いです)消耗品のような物なので、気にする必要も無いでしょう。