シフトレバーのオーバーホール

シフトレバーの内部の給油とカバー交換は5年から10年ごと
シフトレバーのオーバーホールは、ラチェット機構の清掃・給油とブラケットカバーの交換です。
シフトレバーはチェーン回りほど汚れや摩耗な起きないのですが、長く使っていると変速をするためのラチェット機構のグリスが乾いて動きが悪くなってきます。またシフターの根本を覆っているブラケットカバーは材質がゴムなので、経年劣化が進と表面が少しネバ付いてきます。
使用頻度や保管の状況にもよりますが、5年から10年に1回は、ラチェト機構内部の清掃・給油とブラケットカバーの交換をするのが良いですね。今回外したシフターは 5年ほど前に一度清掃・給油をしているので、ラチェット機構の油脂はまだ状態は悪くは無いですが、それでも少し汚れが出ています。
必要な物を準備しましょう
まずはブラケットカバーの購入です。シマノのシフターなら、ブラケットカバーを捲ったところのプラパーツ部にシフターの型番が書いてあるので、その型番用のブラケットカバーを購入します。
シフターもモデルによって形状が微妙に違うので、型番にあったブラケットカバーを買うのが一番良いです。ただ、モデルが古くて該当する型番のブラケットカバーがもう売ってない時には、近い型番の物でも使える事が多いので、チャレンジする価値はあります。
ブラケットカバーの他に使う工具類は、パーツクリーナーとスプレーグリスですね。あと、シフターの黒いプラパーツが削れていたりするなら、この機会に黒いペイントでタッチアップしておくと傷が目立たなくなります。タッチアップをするなら、100均のコスメコーナーでで売っているマニキュアが、小さな刷毛もついていて使い易く重宝します。
まずは古いブラケットカバーの取り外し
ブラケットカバーはゴム製なので、外す時も嵌める時もエイヤッと力技でゴムを伸ばしながら、嵌めたり外したりします。ゴムは結構硬いのですが少しずつ捲っていくと外せます、根気よくつづけましょう。
まずはシフター上部のゴム部分を半分程度まで捲ってしまいます。
後は、ゴムの上端と下端を交互に少しずつ引き抜いていくと、ブラケットカバーをシフター本体から抜き取れます。
ブラケットカバーが抜けたらラチェット機構の清掃と給油です
ブラケットカバーを抜いたらシフターをブレーキレバーとシフトレバーを操作して、内部のラチェット機構を見えるように保持します。その状態で、パーツクリーナーを吹っ掛けて汚れと一緒に古いグリースを洗い流します。
その後、ラチェット機構にスプレーグリスを吹きかけて、余分なグリスをウエスで拭き取っておきます。
最後に新しいブラケットカバーを取り付けて終了です
ラチェット機構のグリスアップが終わったら、新しいブラケットカバーを取付けます。取付は古いブラケットカバーを外したのと逆の手順で、上端と下端を交互に引っ張りながら取り付けていきます。
右のシフターも左のシフターも清掃・給油とブラケットカバーの交換の方法は同じですので、両方のブラケットカバーを付け終われば、シフターのオーバーホールは終了です。
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