初号機 ロードバイク ANCHOR RNC7 オーバーホール

RNC7 オーバーホールの始まり~
初号機のクロモリロードバイク ANCHOR RNC7 が買ってからそろそろ10年になります。まだ9速しかなかった頃の105コンポで組んであり、清掃や給油のメンテをしながら使っているのでまだまだ快調に走ってくれています。
でもさすがに、シフターカバーのゴムが劣化して少しネバつききだしたりとか普段のメンテれでは給油しないグリース類もそろそろ不安です。シフターカバーも今はまだ手に入りますが、いつ販売停止になるか判らないので今のうちに交換しておくのが良さげです。という事で、一度全部バラしてオーバーホールをする事にしました。
まずはペダルを外しておく事を忘れずに
まず最初にペダルを外しておきます。ペダルはわりとキツく締まっている事があるので、ペダルを外す時にはタイヤをつけた状態でブレーキを握ってクランクが回らないようにしておき、ペダルレンチを強く押してペダルを緩めます。
左ペダルは逆ネジで右ペダルは正ネジですね。ブレーキワイヤーを外してしまうとペダルが外し難くなるのでペダルは最初に外しておきましょう。
この後の操作のためにバーテープも剥がしておきましょう
ブレーキワイヤーやシフターも外すので、作業ができるようにバーテープを剥がしておきます。
バーテープの端を止めているテープをニッパーやハサミで切って剥がしてしまい、後はぐるぐるとハンドルからバーテープを外していくだけです。ハンドルバーの先端についているエンドキャップは、バーテープごと引っ張るかマイナスドライバで抉ると簡単に抜けてきます。
シフターワイヤーとブレーキワイヤーを外しましょう
ペダルが外れたらシフターとブレーキのワイヤーを外してしまいます。ワイヤーのエンドキャップをペンチで抜いてワイヤー固定ボルトを緩めて、シフター側からワイヤーを抜き取るだけです。
インナーケーブルが抜けたら、アウターケーブルも外してしまうのですが、RNC7はリアブレーキケーブルがトップチューブ内を通っているので、インナーケーブルかアウターケーブルのどちらかはトップチューブ内に残して置かないと、ケーブルをインナーチューブに通しなおすのが難しくなってしまいます。今回はフレーム内部のオイルコーティングも行うので、取り回しが便利なインナーケーブルをもう一度通し直して、アウターケーブルだけ抜いておきましょう。
トップチューブから飛び出したインナーケーブルは、この後の作業で邪魔にならないように、メンディングテープでフレームに固定しておきます。
前後のブレーキも外してしまいましょう
シフターとブレーキのケーブルが外せたら、次はブレーキの取り外しです。フロントもリアも、ブレーキをフレームに固定しているボルトをアーレンキーで緩めて外してしまいます。
ブレーキを取り外したら、この後の清掃のためにブレーキシューも外しておきましょう。 ブレーキは日常のメンテで掃除もしやすいパーツなので比較的綺麗です。
ディレーラーを外してしまいましょう
リアディレーラとフロントディレーラの取付ボルトをアーレンキーで緩めて外してしまいましょう。
この写真ではチェーンが付いていますが、実際の作業ではこの後にディレーラの清掃もやるのでチェーンは外しておきます。
チェーンはどこか1箇所にあるコネクティングピン(他と違って黒い平坦なピン)にチェーンカッターのピンを押し当てて、チェーンカッターのハンドルを回して切り離します。
クランクとBBも外しましょう
RNC7 は標準的なホローテック2のクランクなので、クランクの取り外しも割と簡単です。ホローテック2のクランクの外し方はネット上に沢山の解説があるので、それを参考にすれば簡単です。
今回は BB のベアリングのグリースアップもするので、クランクが外れたらホローテック2のBB も外しておきます。ホローテック2用のスパナで緩めるだけなので外すのは簡単です。
シフターを外しましょう
左右のシフターは金属のバンドでハンドルに固定されています。金属のバンドは固定ボルトでハンドルに締め込まれているので、固定ボルトを緩めるとハンドルから外せます。
シフターカバーをめくると奥のほうに固定ドルとがあるので、アーレンキーで緩めてシフターをハンドルから抜き取ります。
ハンドルバーをステムごと外しましょう
ハンドルバーをステムごと外してしまいます。本当はハンドルバーを先にステムから外してその後にステムを外すのですが、面倒なので一緒に外してしまって後でハンドルバーとステムを分離します。
まずはアーレンキーでコラムキャップの固定ボルトを緩めて抜いてしまい、ステムの上に付いてるスペーサを抜きます。
その後にステムの固定ボルトを緩めてステムを抜き取りステムの下に付いてるスペーサを抜きます。
フロントフォークを抜きましょう
ステムを外した時点でフロントフォークが抜けるようになります。ただし、センターを出すために楔形のリングが入ってい場合には、きっちり嵌っていて抜けてこない場合もあります。そんな時には、コラムの先端をゴムハンマーで強めにドツクとコラムが抜けます。
RNC7 はステムを外した時点で何もせずにコラムがすっぽりと抜けてきました。RNC7 のヘッド回りはシールドベアリングで、センター出しの楔型のリングが入ってないので、簡単に抜けてきたようです。
分解が終わったらパーツ事の清掃と給油脂です
これでロードバイクが各パーツに分解できたので、いよいよパーツごとの清掃と給油です。
ここからは、各パーツ事のページで作業を書き留めていきます。
- クロモリフレームのオイルコーティング
- シフトレバーのオーバーホール
- ヘッドベアリングのグリスアップ
- フレームの外装の掃除とワックス掛け
- ホローテックBBの交換
- ディレーラの清掃と給油
- チェーンリングの分解掃除
- スプロケットの分解掃除
- フリーハブのグリスアップ
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